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  • 2024.11.06

似ている家紋「目(目結)」と「釘抜」


【隅立一つ目】


【釘抜】

こんにちは!
本日、京都は快晴で風も涼しく過ごしやすい気候です(*’▽’)

さて、今日はよく似ている家紋をご紹介します!
上の画像をご覧ください。
この、二つの家紋とてもよく似てますね(;・∀・)

「隅立一つ目」・「釘抜」の家紋の違いは、中心にある目の大きさです。
「釘抜」の方が目が大きいのです!( `ー´)

「隅立一つ目」の家紋は「目(目結紋)」といい「丸に角立四ツ目」が有名です。
目結とは染物紋様の絞り染めに因んだ家紋のことである。
※「目結紋」は別名「鹿子絞り」・「纐纈(こうけち)」ともいう。

目結の「目」は間隔のことで「結」は結び合うこと、結束のことであり、また、武具の意匠に多く使われたことから、武道・軍事などを大切なものと考える方達に好まれた紋だと言われています。

一方、「釘抜」の家紋は「座金」を図形にした家紋です。
一般的に大工道具であるを「座金」を指しますが、「九城を抜く(九つの城を攻め落とす)」の語呂合わせから、武家に愛された家紋です。
※「座金」とは昔の釘はL字型で、後で抜くことを考えて「座金」と呼ばれる正方形の板に穴を開けたものを敷いていた。抜くときは座金に梃子を差し込むことで簡単に抜ける。

うちの家紋がどちらかわからない!と思った方は、家紋名が伝わっていないかを家族やご親戚に確認されるのが良いと思います(∩´∀`)∩

今回は似ている家紋をご紹介させていただきました~♪
皆様も似ている家紋を知っている方いらっしゃいましたら、ぜひ教えてくださいませ( *´艸`)